民泊経営って本当に儲かるの?!平均年収は?
民泊経営が儲かるかは、エリアや費用などによってもちろん異なりますが、いかに他の宿泊施設と差別化し観光客を取り込むかにかかっています。
今回は民泊経営で稼ぐコツやかかる費用について解説します。
ずばり!民泊経営の平均年収は?
年収の計算方法は「宿泊単価×宿泊日数」で決まります。
公的なデータはありませんが、数百万円が理論年収の目安です。
例えば、都内の好立地で1LDK~2LDKを一部屋貸し出す場合、
1泊約3万円×20日稼働×9か月(180日制限のため)=約540万円となります。
残り日数でマンスリーマンションなどとして貸し出す場合はプラスアルファの収入が見込めます。
民泊経営の売上を上げるコツ
物件の広さや宿泊人数によって売上が変わっていきますが、実際に民泊を運営していくにあたり、以下のコツを抑えることで、年収を上げていくことが可能となります。
1.人気のある立地の物件を選ぶ
民泊は立地により予約率が大きく異なるため、とにかく人気のある立地の物件を選ぶことが重要です。
特に観光地に近い物件や、空港から近いエリアは予約が入りやすく人気です。
観光地は物件の競争率が高く、なかなか空き物件がないかもしれませんが、妥協せずに最新情報をキャッチするため常にアンテナを張っておくことが大切です。
また、観光地から遠くても、山や海が見えたりする景色の良い物件はおすすめです。
BBQができたり、温泉地が近かったりと何かアピールできるポイントがある物件を持ちましょう。
2.広い部屋の物件を選ぶ
1Rより1LDK以上の広い部屋や一戸建てを選ぶことがおすすめです。
1Rだとビジネスホテルと競合してしまいますが、3〜4人が泊まれる部屋は宿泊単価も上がり競合が少なくなります。
例えば、外国人観光客は家族で長期間宿泊する場合も多いため、広い間取りで大人数で過ごせる民泊が好まれます。
3.適正な宿泊単価を設定する
民泊の売上を上げるためには、適正な宿泊単価を設定する必要があります。
まずは、所有している物件の周辺を予約サイトで調べてみましょう。
同じ間取りやゲストの人数の宿泊単価を調査し、それを参考に適正な宿泊単価を設定します。
初期費用や家賃を回収しようとして宿泊単価を上げたくなりますが、周囲より高くなると予約が入りにくくなるため気をつけましょう。
また、繁忙期は需要が多くなるため、通常の2〜3倍に値段を上げても予約が入ります。
年間のイベントや季節、海外の休日などを把握した上で、予約の入る適切な宿泊単価を設定しましょう。
民泊経営にかかる費用
1.初期費用
民泊経営の初期費用としてかかるのは、主に以下のとおりです。
- 賃貸料又は物件購入費用
- 消防設備
- 家具家電・備品
- リネン・清掃設備
- 開業許可申請代行費用
賃貸料又は物件購入費用
まず、民泊を提供するための施設を用意する必要があります。
賃貸で物件を用意する場合、敷金・礼金・初回の賃料など100万円前後が初期費用として必要です。
消防設備
民泊の届出には以下の消防設備の設置が必要となり、かかる費用は一般的に20〜30万円程度です。
- 非常灯
- 火災報知器
- 避難誘導灯
- 消化器
家具家電・備品
民泊に必要な最低限の家具家電を揃えるだけでも30〜40万円程度は必要になります。
以下の家具家電は最低限揃えておきましょう。
- ベッド・寝具
- ソファ
- ダイニングテーブルとイス
- 収納
- カーテン・カーテンレース
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- テレビ
- 炊飯器
- 電子レンジ
- ヘアドライヤー
- 掃除機
- ライト
- ゴミ箱・ごみ袋
- 予備の電球
リネン・清掃設備
リネン類は3万円程度、清掃設備は2万円程度かかります。
シーツや布団カバーなどのリネンや掃除機などの清掃設備も民泊運営には必要です。
掃除道具は清掃会社によっては用意が不要な場合もありますので良く確認しましょう。
開業許可申請代行費用
また、民泊経営は申請が必要です。手間や時間を考慮して、業者に代行を依頼する場合、代行費用が20〜40万円程度かかります。
2.ランニングコスト
ランニングコストとしてかかる主な費用は、以下のとおりです。
- 水道光熱費
- 消耗品
- インターネット
- 管理費
水道光熱費
民泊施設を利用する際の水道代・ガス代などがかかります。
規模によって異なりますが、月5,000円〜2万円程度はかかるでしょう。
消耗品
以下のようなアメニティ類に費用がかかります。
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- ブラシ
- 剃刀
種類やどこまで揃えるかにもよりますが、月5,000円〜1万円程度はかかります。
インターネット
Wi-Fiを提供する場合は接続費用がかかります。
宿泊施設の規模にもよりますが、月5,000円前後が目安となります。
管理費
民泊施設の管理を代行業者に依頼した時に発生する費用です。
宿泊料の15〜20%程度が相場となりますが、代行業者によって違いがあるため調査が必要です。
民泊経営のコスト削減方法は?
1.初期費用を抑える
民泊物件を賃貸で借りる場合は、なるべく家賃の安い物件にしましょう。
現状の家賃で運営した場合、毎月の家賃以上の売上が立つのかしっかり試算することが大切です。
また、インテリアや内装はお金をかければ高級感が出て見栄えもよいですが、初期費用がかかりすぎてしまいます。
ついこだわりたくなってしまいがちですが、予算内に収まるよう冷静に判断しましょう。
ニトリやIKEAなどを上手に利用し、金額をかけるところと節約するところを見極めることが大切です。
2.日用品費を抑える
ティッシュペーパーやシャンプー、ハンドソープなどの日用品費は安く揃えましょう。
民泊のコンセプトによっては、高級感のある日用品を揃えた方が効果的な場合もありますが、基本的には業務用を安く購入する方がおすすめです。
3.民泊運営代行費用を抑える
完全代行の場合、通常売上の20%を支払うため、毎月10万円以上の出費となりますが、
予約管理のみや清掃管理のみなど部分的に依頼することで節約になります。
自身で対応できる業務が多い場合は部分代行を依頼してコストカットしましょう。
まとめ
今回は、民泊経営の年収を上げるコツやかかる費用をご紹介しました。
人気のある立地の物件選びと、初期費用や日用品のコストカット、自身に合った代行会社選びが年収アップのポイントです。
株式会社PQDでも民泊運営代行を行っており、民宿・ホテル、規模を問わず様々な形態の物件に対応しています。
マーケティングデータの活用やハイセンスな家具や電化製品の採用によりお客様に心から満足いただける部屋作りを徹底しており、特に清掃スタッフは大手のホテルなどで経験を積んだスタッフを中心に構成し、こだわりを持って行っています。
最大の特徴は現場で起きる様々なイレギュラー事例に対して臨機応変に対応し、マニュアルにとらわれない顧客重視のサービスを行っている点です。
料金形態も内容に合わせて柔軟に対応していますので検討中の方は是非一度お問い合わせください。