この記事のまとめ
- 「民泊はホテルが多い駅の近くが良い」と思われがちだが、実際はその隣駅の方が競合が少なく宿泊需要を取り込みやすいケースがある
- 隣駅が選ばれる理由は、移動時間の短さ・宿泊料金の安さ・キッチン付きなど民泊ならではのニーズ・初期投資の抑えやすさの4点
- 菊名(新横浜隣)・成瀬(町田隣)・北与野(大宮隣)はいずれもホテル供給が少なく需要の受け皿になりやすいエリア
- 隣駅であれば必ず成功するわけではなく、アクセス・ホテル供給・宿泊需要・運営条件・周辺環境を総合的に確認する必要がある
目次
ホテルが多い駅の隣駅が民泊の狙い目と言われる理由
「民泊を始めるなら、ホテルが多い駅の近くが良い」と考える人は少なくありません。しかし、実際にはホテルが集中するターミナル駅よりも、その隣駅の方が競合が少なく、宿泊需要を取り込めるケースがあります。
ターミナル駅の利便性を活かしながら、比較的リーズナブルに宿泊できることから、ビジネス利用や観光客、イベント参加者などの宿泊先として選ばれることも少なくありません。
新幹線駅、大型イベント会場、オフィス街、観光拠点など、人が集まる場所にはホテルも集中します。しかし需要が高いからこそ満室になりやすく、宿泊料金が高騰しやすいという特徴もあります。そこで選ばれるのが、アクセスの良い隣駅です。
隣駅が宿泊需要を取り込める4つの理由
旅行者は駅名よりも「目的地まで何分か」を重視するケースが多くあります。
繁忙期やイベント開催時には「電車で数分なら安い駅に泊まりたい」という需要が生まれます。
ファミリー、グループ旅行、長期滞在、キッチン付き希望など、ホテルでは対応しにくいニーズがあります。
ターミナル駅より初期投資を抑えられるケースもあります。
実際に狙い目となる駅の事例
菊名駅(新横浜駅の隣)
新横浜駅は新幹線や横浜アリーナ、日産スタジアムを擁し、ビジネスホテルも多いエリアです。隣の菊名駅は新横浜まで約2分、東急東横線も利用でき、ホテルは比較的少ない立地です。
菊名駅は、新横浜のイベント需要の受け皿になりやすいエリアといえます。
成瀬駅(町田駅の隣)
町田駅は商業施設・ホテル・飲食店が集中するエリアです。隣の成瀬駅は約3分の距離にありながら、落ち着いた住宅街が広がり、ホテル供給も少ない立地です。
成瀬駅は、価格重視の宿泊客を取り込める可能性があります。
北与野駅(大宮駅の隣)
大宮駅は新幹線・ビジネス・イベント・観光と需要が豊富なターミナル駅です。隣の北与野駅は大宮まで約2分、さいたま新都心も徒歩圏にあります。
北与野駅は、大宮のビジネス・イベント需要を取り込める可能性が期待できます。
他にも狙い目になりそうな駅
ホテルが集中する駅の隣駅には、同様の宿泊需要が期待できるケースがあります。
| 隣駅 | ターミナル駅 | 特徴 |
|---|---|---|
| 東神奈川駅 | 横浜駅 | 横浜駅まで約3分。ビジネス・観光需要 |
| 西九条駅 | 大阪駅 | USJ・大阪駅・関西万博エリアへのアクセスが良好 |
| 向日町駅 | 京都駅 | 京都市内より宿泊費を抑えたい旅行者向け |
| 西日暮里駅 | 上野駅 | 成田空港・上野・浅草方面へのアクセスが便利 |
| 三河島駅 | 日暮里駅 | インバウンド・空港利用需要 |
| 東十条駅 | 赤羽駅 | 赤羽駅周辺のホテル不足を補完 |
| 新今宮駅 | 天王寺駅 | インバウンド・観光需要が豊富 |
| 塚本駅 | 大阪駅 | 大阪駅まで約4分で住宅街の立地 |
| 新丸子駅 | 武蔵小杉駅 | ビジネス・イベント利用の受け皿 |
| 市川駅 | 東京駅(総武快速線利用) | 都心アクセスが良く宿泊費を抑えられる |
※条例や競合状況によって適性は異なります。実際に検討する際は、個別にホテル供給や自治体の条例を確認しましょう。
隣駅ならどこでも成功するわけではない
隣駅であれば必ず宿泊需要を取り込めるわけではありません。次の条件を満たしているか確認しましょう。
- アクセス:目的地まで10分以内
- ホテル供給:ホテルが少なすぎず、多すぎない
- 宿泊需要:観光・出張・ライブ・展示会・大学・病院など、継続的な人の流れがある
- 民泊運営のしやすさ:条例や旅館業・住宅宿泊事業の条件を確認
- 周辺環境:スーパーやコンビニ、飲食店があり、宿泊者が快適に過ごせる環境か
穴場エリアを見つける5つのポイントとまとめ
物件探しでは、「人気駅」という情報だけでなく、次のような視点で周辺エリアを比較することが重要です。
- ターミナル駅から電車で10分以内
- ホテルが集中している駅の隣駅
- 観光地・イベント会場・オフィス街へのアクセスが良い
- ホテルの宿泊料金が高いエリア
- 民泊営業が可能なエリア
このような条件を満たすエリアは、競合を避けながら宿泊需要を取り込める可能性があります。
ホテルが集中するターミナル駅は宿泊需要が高い一方で、競争も激しく、物件価格やホテル供給も多い傾向があります。一方、その隣駅はアクセスの良さを活かしながら、ホテル不足や宿泊料金の高騰時の受け皿となり、民泊の需要が期待できるケースがあります。
物件選びでは、「人気駅」だけで判断するのではなく、ターミナル駅の周辺エリアまで視野を広げて、宿泊需要・アクセス・競合・運営条件を総合的に分析することが、収益性の高い民泊経営につながるでしょう。
隣駅エリアでの民泊開業を検討する場合、許可申請から運営まで幅広くサポートしてくれる専門会社に相談すると、法令面や運営面の不安を減らしながらスタートしやすくなります。
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